安倍改憲3

三島さんの自衛隊の中での訓練の中での純粋な或いは至純な国防の人としての自衛隊体験は決して見るものを見ない結果ではないだろう。利用されることは百も理解した上での観察だろう。ここで脱線するが最近三島割腹の際の腹の傷が小さく死因の多くは斬首によるからとの三島腰抜け説が柄谷行人などから出て来ている。いずれも死のインパクトを薄める後知恵のように思う。当時の報道を聞いたときの愚かしさなど微塵も感じない、それでいて単純に天皇とかとも結びつかない憂国感は生き残った者たちに覆いかぶさって来るに十分だった。全てのもの、作家としての未来や家族やその他諸々を捨てまさに疾走していく狂喜な美だった。だから自分も三年ほど憂国忌九段会館に行った今からすると思い出がある。だからといって靖国神社に行こうなどと思うこともなかった。