うそくさい2

具体的に書きます。こっちに浜崎洋介という人の反戦後論というのがありました。この人は以前新聞に福田恆存のことを師的に書いていて感心して買った本でした。中にロレンスとピケティの文章があってそれを昨日の晩読んでました。と言っても経済学分からんし意味合い十分分かったとも言えない。寧ろ著者というのは分かるべく努力せよといいたいがそれは置きます。引っ掛かりというかうそくささ信号というのは骨格のロジックです。ロレンスの黙示録論の主題の富めるものへの大衆のルサンチマンが土石流みたくロレンス分析の頃から(多分もっと以前から)あって、それが現代人にもある、それが対立する形であって富めるものは警戒しているのだが、ピケティのあの大部の本の中でも同じ趣旨が反復されていて、それへの処方箋がどうも頼りない、十分でない、だからピケティの本はまぁよい分析かもしれないがバグがある、そういう骨格のロジックでした。一読、前と違ってこれは無理に結論しててうそくさい感じ持ちました。