泉靖一の青年性について

泉靖一は駒場に当時いたわけだから講義を聞こうと思えば何かあったのかもしれない。でもそれは文化人類学者として確立してた後だし表はインカとかの研究者でそんなに幅広いことなど分かっていなかった。その後で分かったのは彼がアルピノストで今の北朝鮮にあるらしい高山にも登ったベテラン登山家であること、そもそもチェジュ出身だし、昔の東大英文科の市河三喜先生が言ったチェジュは植生も違い、趣味の蝶も他の朝鮮や大陸とは異なる、そんなところから出てきて確か京城大学出身だけど東大教授となり(その頃はもう市河の方はいなかったかも)、そして札幌大学というのが創設されたときにそこをアジアユーラシアの一大文化人類学系の基地にしようとして確か江上波夫を送り込み、俺もいずれ行くといってたが無念にもそれを果たせなかった人、という程度である。ところが最近、本で泉靖一は終戦時女性が大陸で強姦されるなどして妊娠した、そういう女性達を福岡近くの二日市保健所で多分堕胎施術を施すことに関与していると知った。なんというたくましいおっさんやろ。いやその当時は無名の青年だろうか?そういう日本人がいてね、先の議論の三島さんの日本に生まれたことによる日本-愛することの先天的プリヴィレッジに対する大いなる反論ともなるかなと思ってきた次第…🌠でも本までてに入ってない。