息子の帰還1-2

彼の母親からのハガキには次のように綴られていた。「先日はお忙しい時間にお会い下さいましてありがとうございました。⭕が迷惑がっているとのお言葉に本当に情無い想いをいたしました。私は、三人の子供の皆が可愛いいのです。心配をかける積りは毛頭ありません。元気で幸せにと祈る許りです。彼からの便りは諦めました。でも、一方通行でもかまいません。私からは姉・弟の消息をいたします。どうか住所を変えない様にと祈る思いです。今後共おせわになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。かしこ」

これからすると姉と弟がいる。母親が亡くなっての兄弟関係が心配だった。この先会えるのか不安だった。