ニ次的戦力論

一次的戦力が前線で戦う兵士や兵器のようなものだとすると二次的な戦力とはその後方にあって備えておくべき兵力である。備える、予備、備蓄、補填、入れ替え、その他様々な類型がありうるが、前線での消耗、トウジン、が度を越した限度で行われない限り前線に繰り上げることはない。その意味では緊迫感を欠きともすれば傍観的にもなる。しかし前線の司令官は常に前線といわば後線とのチェンジを考えなくてはならず、それを前線だけを目を光らしているのは愚かな指導者というべきこととなる。後方への配慮、何事も褌が緩んではならない。