ウィーン旅行記

十年以上は来ていなかったウィーン、流石に古都とはいえ様がガラリと変わっていた。まず中央駅ができた。以前は西駅が場末ながら(本当に猥雑な感じだった。交通の中心だったけど、そこもそれ程機能を落とさず大した洗練はないけど中央駅に中心を譲った。地鉄はあったかな、よく覚えてない。でも人々は何となく優しさが伴わず、これが誇りと言う様にハプスブルクの栄華を身に纏ったツモリでやや観光客を馬鹿にする日本なら京都に受ける感覚と同じように他者たるお上りさん観光客をあしらっている。でもこういうのは私に言わせればフランスに対する同じフランス語圏のベルギーの様にドイツに対する同じドイツ語圏のオーストリアの対比みたく準二流国の感触を付き纏わせる。しかしそれでも眺めて飽きない過去からの建物は壮大であり、また人の中にはドイツ人とは異なる観照的な世界感覚の人もいるようにも思う。ただ庶民のレベルで云えば料理もさほどでなく下々は誇り高くない。妖しく難民的でもある。そんな中感じたのは2点、ココは未だタバコ文化の国であり都市である。そして犬が建物、道路、果は車内にぬっと現われる犬ぬ~の国である。まぁ二日間しかいなカッタから詳細は分からぬ。国力は見えぬけど何となく非力なんだろう。でも天才はこういう場所に降臨するもんなのである。ウィーンは意外に魔的なものを秘めてはいる気がするのだけどそれがどことどうつながるとそうなるかは甚だ分からない
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