真似されない人について

多分図抜けていて説得力抜群な人だけど、この人の真似はチョットできないという人がいるもんだ。そういう人は天才だから凡人は真似出来ないという所もあるけど、天才でなくて優れているんだけど真似出来ない、真似されない人となりの人なのだ。三島さんも小林さんも吉本さんもそうかもしれないが、才能はともかく西部さんというのもそういう人だった気が本読んでてそう思えた。何もかも自分で決める人というべきかもしれない。行動に躊躇がない人とも言える。ウジウジがない人なんだろなと思える。一色の人かもしれない。そんな人にも家庭があったりして奥さんや子供さんからはちょっと変わった普通の人と思われてるかもしれない。でも本当はその奥さんも子供達も良くできたというか変わった人達で、その仲良し関係は全体的に真似出来ない一家なんだろう。そういう組み合わせや単独者を見てると、見る人が見たら何かに頼った方が良いのではとおせっかいな事を言いたくなるんだろ。どっちかというと、真似されない人は不幸になりがちではないだろうか。それでも自分を信ずることは良いことだとなりがちだとすると、一体誰が救うのか。僕には、中村光夫が最後の際に洗礼したというのは、そういうのを信じたというより、何というか、俺はマネサレ人ではないということのある種の空虚を自覚したのかなとも思う。でもだからといって、誰からも真似出来る人生に変えるというのも困るよな。絶対困る。だから時の恩寵がカルマでじっと人に真似されない生き方をすべきなのかも知れない。そんな恩寵来やしないかもしれんがじっと我慢、若乃花で行くしかないかもしれない。最後にそういう人を括るとすると、そういうマネサレ人の人はいつも常に戦ってる。生涯戦闘に次ぐ戦闘だ、その点でも真似られない❗