FMチューナーのよしあし

エアチェックというのが趣味というものの中に入るかどうかは分からない。ただ音楽を垂れ流し的に聴く人も多いのかも。でもそんなかには一回性みたいなもう二度と聴くことあり得ない音源もあるわけで、本見たく定着出来やしないけど、残しておいて回想したくなる事もあるわけで、そうなると録音機の他にチューナー、それも良いチューナーが欲しくなる。そうなると趣味という所まで昇格するのかも。

今最高はアキュフェーズのT−1100なんだろうけど、そしてソレは本当にいい音だけど昔の銘器というのも探したくなる。そこでネットで落としたソニー5000Fの話となる。

 

コレは昔の製品だからVariableとFIXとのアウトプットになってる。エアチェック派は音量揃えたいからvariableが大好き。所が、この落としたやつは猫の片耳みみだれみたくアンバランスで御座いまして、右出力が左より音量が小さく、仕方なくネットで見た九州の修理屋さんに出した。結構時間とカネカかって戻ってきたけど、それで東京で鳴らしてたんだけど、どうも雑音も拾う。アンテナが東京タワー側で、最近のマンションの改装でテレビアンテナ端子からのFM波の受信が全く出来ず大いに困った。その後にアキュフェーズの持っていったらさすが現代の機械だからある程度感度は上がり使えるけど、このソニーは昔作品だから弱い。またつけっぱなしにしてたら今度は左右違いで、受信量も変わって録音にさしつかえるようになった。捨てようかなとも思った。そんなに愛着もなかったし。でも同じ捨てるなら、こっちの方が袋に入るなら燃えないゴミとして捨てられる。東京では大型ゴミで多分500円のシールとか出し日とかうるさい。それと電波感度コッチの方がいいので試したいという気持ちもあった。謂わば最後のチャンスを与えたのである。ここ二三日戻ってきて、昨日から聞くとモタモタしてたけど、案外音に実存感があるやつだ。ブースターみたいなの噛ますとあんまりバランスも悪くない。でも感度メーターはフルとはいえない。静音のとき小さくざわざわする。しかし音のくっきり感が聞いてて生々しい。もう少し様子見ようと思ったら、いきなり左右がアンバラになった。やっぱりだめか、お前は最後のチャンスも活かせないで死んでいくのか!寝た。

今朝、違うチューナーも何かアンバランスなので結線直してて再びチェンジして聞いて上げたら、気のせいか雑音もこびり付かなく音のぴょんぴょんさ聞こえてくる。

ゴミとしては捨てられない。いつまで続くかチューナーに聞いてほしい。でもこの重い器械は大事にこき使いたいなと思えてきた。