人界魔境の北海道のある地方

右折してからの少しの時間は多分来た距離よりは奥まったとこから抜け出すのだから来た時間より所要時間は要するのではないかという程度の感想しか持ち合わせなかった。僕はその部分を別のSNSでは魔境ではなくては夢幻郷に入ったと書いているが、気持ちは少し冒険家的なしかも車で護られて突き抜けてく快感も併せ持ったそういったいわば楽しく遊びたい気持ちだった。今だからこそ或いはあのエリアは本当は何かをもっと考えた方が良いエリア(それも当たってないかもしれないがという先落ちまであり得るんだが、と思う程度で深い理解には達してない。そもそも今からそこに誰かと出かけてって、多分僕の読み筋をその人に教えたとしても、きっとその人はポカンとしてあるいはそうかも知れないね、でも完全な事は言えないね、と釘を刺しかねない、そういった想いの危うさが伴う確信なのである。そうそれは確信なのだ僕にとっては。あんまりそういう事にはなれてないけど、多分誰かがよく見つけたなと言ってくれる可能性がある、それを言われたら大袈裟に言えばそうだよねそうだよなと手を取り合って喜びだしかねない、何か幻視がやはり人を引きつける根本の衝動を持った事だと確信さすなにかなのだ。仮に僕だけの発見でないにしても、そうした得て勝手な想像は人を喜ばせるものではないだろうか。でも本件発見ささやかな幻視だと思う。証拠なんてなくていい。証拠なんてなくても幻視したことは現実だったんだ。