2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

FMチューナーのよしあし

エアチェックというのが趣味というものの中に入るかどうかは分からない。ただ音楽を垂れ流し的に聴く人も多いのかも。でもそんなかには一回性みたいなもう二度と聴くことあり得ない音源もあるわけで、本見たく定着出来やしないけど、残しておいて回想したく…

西部さんの死の心理学

今回旅行するときに携帯した本のなかに西部ススムのファシスタ云々とかの標題の本がある。部分的にしか読んでないけど(少し読みにくい)子供の頃、障子に火をつけたエピソードが出てくる。祖母に消し止められたがその祖母から「この子は恐ろしか子ばい!」と…

単千里眼老婆たちの車内会話

車内で老婆二人が仲良くでもないが大きな声で会話してた。一緒の病院にいく関係らしいが偶々乗り合わせた風のちょっと前まで他人の関係のようだった。話題は社会諸全般に及んでいた。一点をあげると昔の若い子なら銀行に入った、親らも喜んだ、でも働かされ…

野火のごとくに生き、詞詩の花の下でも3

世の中には多分多くの人は周囲に看取られ死んでいけると信じてるのだろうが、いやそうとばかりは限らないものだと信二は近松の死に接してそう思った。彼と学校を出て以来何十年後かに再会したとき出た話題にはその種の翳りのようなものを感じた。その以前の…

蝶々さん日本とピンカートンアメリカとの永遠に結ばれない愛1

蝶々さんをマダムバタフライと欧米の人が愛称と呼ぶより、そのなかに少しの蔑みを持ち込んでるのではないかと思わすのは、かつて岡村喬夫がセリフを改訂しようとプッチーニの娘さんかに申し込んだとき、相手にもされなかったというドキュメント番組を見て、…

真似されない人について

多分図抜けていて説得力抜群な人だけど、この人の真似はチョットできないという人がいるもんだ。そういう人は天才だから凡人は真似出来ないという所もあるけど、天才でなくて優れているんだけど真似出来ない、真似されない人となりの人なのだ。三島さんも小…

クレタ食

魚スープはおいしいキノコリゾットやパスタはチーズたっぷりこのステーキ(チョップ?)の ソースはワインと 蜂蜜とか言ってた大体イタリアに後年支配されてたからイタリア風が多い。 下はジェノベーゼリゾットにイカフリットが乗っかりーノの平皿丼? よく見…

あれ、これってあれ旅行記3

クレタ最後の日も近づき、見納めで(もう二度は来ないと思う)イラクリオンの考古学博物館に来ました。クノッソス、フェストス、そして行けなかったハギア・トリアダの遺跡からの逸品が揃ってます。(この三つはワンセットで瀬川三郎師のギリシャに出てきま…

老クレタ廃墟記

今日はフェストスを回った。昨日クノッソスの後にエラクリオンに戻り午後行こうとしたがバスの時間に無理があった。早朝から出掛ける。途中ミレースで乗り換え9時のフェストス行きに乗る。僅かにして着く。着くと客は私だけだった。中を自由に見回る。殆ど…

あれ、これはあれか旅行記2

クレタのホテルに着くと先客が受付の男性と話していました。聞いていると受付の人はネイネイと相づちを打っています。終わって私のチェックイン、ネイってイエスの意味ですかと聞くとそうだとの答え。 それで昔、Nから始まる言葉というのはノーとかナインと…

あれ、これってあれ旅行記1

ギリシャに来ている。前回はデフォルトとか騒がれた二年半ほど前。相変わらず大柄で堂々の挙粗動作の彼らは古代ギリシャと何ら変わらない。神話を信ぜずギリシャ正教になってるだけ。でも昼も夜も歩いていて感じてくるある種の物騒さは彼ら体内から発する何…

島倉千代子のからたちの小径

死の何日か前の吹込みのこのからたちの小径は、絶唱というより息き絶え唱なのである。声は全く出ていない。歌詞の何箇所かには反応できてない。分かるとこだけが気持ち込められてる。それでも島倉はこの録音を残そうとしたのである。それは本人側でどう思お…