2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

犬のモウショ3

パパは東京で建築家として勤めていたことがある。しかし身体を壊し、ママの実家がある北海道のこのある程度大きな町に移ってきた。ママの実家は昭和の初めから続いてる菓子屋だったけどお兄さんがおじいちゃんの跡を継いでいた。そしてここで妹は生まれた。…

犬のモウショ2

モウショには右前足にハンデがあった。歩くときはそんなに目立たない。走ると右肩を落とすぎこちない走りになった。一生懸命に走るのは最初は見てておかしくてかわいいけど一緒に無理して走らなくてもいいよと抱き上げたくなる気持ちにさせた。妹は散歩して…

犬のモウショ1

僕のうちにモウショが来たのは夏の暑い盛りだった。妹がご飯を残し、それをどこかに運んでいく気配があったのをパパが感ずいて、隠れてご飯を運んでいく妹をつけてって近くの公園の側の壊れかけた家の中に入って行くのを少したって妹が出てきた後、妹にわか…

海外ツアーというのは4

今思うと、この浮きというのそうした同年代の夫婦とか個人としての参加の相違ではなかった。ある一人参加者は一人参加者だけのテーブルの時妻がもう死んでること、二人で定年後の居住先をバリにし既にコテッジも買っていたことを話してた。また内の誰かはイ…

海外ツアーというもの3

そもそも60過ぎてこの種のツアーに参加するとい人はそれなりに理由がある。このツアーはイタリアの主要都市とか著名な観光地は見た人向きのツアーかもしれず、又その年で夫婦で手掛けるというのはまだ現役世代だったときとは違うだろう。子育ても終わり旦那…

海外ツアーというやつ2

参加者は20名個人参加は男ばかり四名だった。あとは夫婦連れが10組くらい、女友達同士が何組か、全員自分より年上だと思う。 普通は若い夫婦とか若いオーエルとかいるもんだがいなかった。問題は個人参加という人とおしゃべりなというか元気な退職後の夫婦で…

海外ツアーというやつ1

最近は個人旅行よりツアーの客になることが多い。個人より面倒でない、でもツアーはやはり面倒でもある、そんなとこを書こう。 今年になって一発目は雲南だった。大理とか麗江などを回るが昆明は例のぺい線だけよっただけであまり雲南の美味は味わえないツア…

だからとだけどの間

五輪真弓の抱きしめてというのは不安の気持ちがあったけど男を徐々にすきになり、別れが来るかもしれない気持ちで、そのささやかな幸せにしがみついてたけど、男から俺たちやっぱり別れようと言われて、私はこんなにこの男を愛し手たのかを知る、けれど別れ…

五輪真弓の「だから」と「だけど」

五輪真弓は数々の好い歌を作り歌っている。中にはインドネシア辺りでは知らぬものがないという心の友のような名曲もある。正直それ程のヒットがあった訳ではない。大御所ではあるがメロディーとか歌詞が飛び抜けて新鮮というものではないように思う。まぁ淡…